【アークナイツ】インディゴのモチーフ考察

12月 4, 2021

インディゴ

基本情報

インディゴ(CN:深靛/EN:Indigo

【種族】フィディア

【出身】イベリア

【精通】灯光アーツ、”毒物”の友

公式オペレーター紹介

※以下、海外版のオペレーター紹介和訳

インディゴはかつて海辺の灯台で灯台守の見習いをしていた。旅の途中、現地調査中のアズリウスとグラウコスに出会い、アズリウスの紹介でロドスへ加入。

https://twitter.com/ArknightsEN/status/1466980584094191617?s=20

イベリアの灯台は、この大地に立つ他の灯台とは異なる。 それは失われた時代の象徴であり、未知の世界を見守る前哨でもある。 今回、その灯台から若き灯台守が加わった。 彼女の光はまだ微弱だが、やがてその光点が増し、蛇のうねりのように伸びていく時、静かな海岸が照らされていく。

https://weibo.com/6279793937/Kguy96wfp

種族

フィディア(CN:斐迪亚/EN:Pythia):ヘビ

インディゴ昇進2絵

日本語名はヘビ類を意味する「ophidia」が由来か。蛇を意味する単語は他に「snake」や「serpent」が存在するが、「ophidia」にはヘビ亜目という分類学としての用法や、一説には3000年以上の歴史を持つギリシャ語「óphis」(蛇)に由来する単語であることから、より古風かつ学術的なニュアンスで使用される。

英語名の「Pythia」は、ギリシャ神話に登場するデルポイ神託所の女性神官ピューティア(古希: Πυθία, Pythia)と同じ綴りの単語。

巨大なの怪物ピュトン(古希: Πύθων, Python)は地母神ガイアの子として、かつては神託所デルポイを守る番人であったが、女神レトの子によって死ぬと予言された。女神レトを亡き者にしようと執拗に追い回したものの、ゼウスやポセイドンの助けにより女神レトは無事に出産。女神レトとゼウスの子であるアポロンは、アルテミスと共に母を殺そうとしたピュトンを討ち果たした。

アポロンはピュトンの亡骸を粗末に扱うことはせず、葬礼競技ピューティア大祭(Pythian Festival)を設け、新たに開いた神託所の巫女をピューティアと名乗らせたという。

因みに、古代ギリシャにはピューティア大祭の他、ネメア大祭、イストモス大祭、そして現在オリンピックとして知られるオリンピア大祭があり、それぞれギリシャ四大大会として知られている。

モチーフ

「インディゴ」というオペレーター名から連想されるのが、インディゴヘビ(学名:Drymarchon couperi)。アメリカのフロリダ半島~メキシコ、アルゼンチン北部に生息する蛇であり、太陽光の下では腹部の鱗が濃い紫色(インディゴ色)に見ることができるため、その名がつけられた。

インディゴヘビは毒を持たず、ペットとして人気が出るほど穏やかな気性であるが、学名に使用されている「Drymarchon」は、森(希: Δρυμός, Drymos)と統治者(希: ἄρχων, archon)という単語の組み合わせ、言うなれば「森の支配者」としての異名は伊達でなく、猛毒を有するガラガラヘビをも捕食した記録が残っている。

毒を持たないインディゴヘビであるが、Weiboのオペレーター紹介「精通」欄には、「”毒物”之友」という表記が存在する。猛毒の蛇を捕食しても物ともしないインディゴヘビの体質から推察するに、「毒を恐れない」或いは「毒に耐性がある」という意味か。

Webカラー(#4B0082)としてのインディゴ色は、より紫に近い色が採用されている。一方、本来インディゴ色は「藍色」と同義で使用されることがあるためか、昇進2絵では全体的に藍色が配されている。

参考リンク

[深靛氵][考据氵]关于深靛原型的一点简单考据

https://bbs.nga.cn/read.php?tid=26857206&rand=78


参考資料

https://www.merriam-webster.com/dictionary/ophidian

https://srelherp.uga.edu/snakes/drycou.htm