無所属組織
錆鎚
天災は荒野を拭い――錆びた鎚が大地を打つ!
『灯火序曲』大地粉砕
「錆鎚(ラスティハンマー)」は文明から離脱し、荒野を徘徊する暴力組織。移動都市から離れた荒原では、人生そのものが果てしない戦争だ。
敵図鑑「錆鎚の戦士」
CN版:锈锤、EN版:Rusthammer
「殺戮を楽しむ残虐で野蛮な、荒野の暴徒」と噂される戦士たち。古代の戦鼓のように金属音を打ち鳴らし、咆哮しながら突撃、蹂躙した戦場には鉄錆の臭いが漂うという。
その実態は巨大な国家であろうと迎合しない強い意志を持つ独立集団であり、国籍や種族ではなく生き残るという本能による繋がりを重視している。残酷無慈悲な集団という訳ではなく、錆鎚の領域を踏みにじる強権組織に対して抗った故の風評であり、世間一般から忌避される存在である「感染者の元レユニオン残党員」であっても無下にはしていない。
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構成員:ガレス、イラ(※元レユニオン構成員)
イラ:北東に見える山……あの向こうはどこなの?
『灯火序曲』大地粉砕
ガレス:あそこから先は、おそらくカジミエーシュ人の土地だろうな
この発言から、カジミエーシュとウルサスの国境線上に存在する土地に住まう集団であることが分かる。
彼らに加わりたいのなら、岩を引き裂く鉄錆を探せ。
『灯火序曲』大地粉砕
該当する地点には柄に黒いボロ布が巻かれた山頂の岩に刺さっており、荒野を生きる”錆鎚”の象徴となっている。
錆鎚が提供した道具を使い1ヶ月荒地を生き延びることが加入の条件で、一度仲間となれば例え相手がウルサスの軍隊であろうと、見捨てることなく命をかけて戦う義に厚い組織。
およそ4000年前にアナトリアで発明されて以後、”鉄”は人類社会に対して計り知れない影響を与えた物質であり、文明の象徴とも言える。その鉄が”錆びている”ことに彼らの思想の本質が見える。あらゆる文明から遠く離れた場所で暮らし、野生動物を狩り、土地を耕し、自作の武器で敵対者と戦う。鋭利さではなく耐え忍ぶ必要がある…という錆鎚メンバーのセリフは、残酷なテラの大地で変化を求めた人々の本能的な一面の表れだろうか。
この大地は一人一人のものであるべきだ。誰もが俺たちのように、自らの手によって荒野に居場所を持つべきだ。
『灯火序曲』大地粉砕
(中略)
俺たちは人によって作られた檻をぶち壊し、枷を引きちぎり、奪われたものを奪い返す。与えられた弱さを捨てようとする者は、皆この鉄錆の兄弟姉妹だ。