【ライン生命漫画6話】サリアとクリステン・ライトのライン生命立ち上げエピソード翻訳
ライン生命漫画6話にて、ライン生命立ち上げのエピソードが明かされたので、その翻訳。
クルビアのとある社交界。笑顔を振りまく紳士淑女たちが集うパーティ会場では、疑心暗鬼と陰謀の空気が立ち込めていた。会場の外へ向かったサリアは、外の空気を吸っていたクリステン・ライトに話しかける。
翻訳
サリア:
やっぱりここにいたのか、クリステン。
クリステン:
あなたは銅が腐ったような匂いに我慢できるのかしら?
これがクルビア科学界の現状よ。
立ち止まっているときは誰も科学に集中していない。金と名声を求め、パーティと喧騒に酔いしれる。
両親が亡くなった時、優しい叔父や叔母たちは両親を嘲り、攻撃し始めたわ。
サリア:
想像すると、背筋が寒くなるな。
奴らが再びあなたに近づくというなら、私が叩きのめしてやる。
クリステン:
あはは、わかったわ!
ありがとう、サリア。いつも私を守ってくれて。
親が亡くなってから、私たちの名誉を守ろうとしてくれる人は多くないの。
サリア:
あなたは私の親友だし、感謝の気持ちを伝えるには十分すぎるほどだ。
ライト夫妻は私にとって子供の頃からの憧れでもあり、その功績は虫どもが消せるようなものではない。
クリステン:
ええ、彼らのおかげで私は科学の道に進み、研究を続けることを選んだのですもの。彼らが正しかったことを皆に証明したい。
サリア:
あなたが今日達成したことを知れば、天国にいる彼らの魂も慰められるだろう。
クリステン:
でも、それだけでは不十分。彼らは生涯をかけて空へ行くための翼を作ってきた。私が行きたいのは、もっと高いところ。
サリア:
それは、私たち2人だけで実現できることではないな。
クリステン:
あなたの言う通りよ、サリア!
基本的な分野からあらゆる応用分野までトップクラスの才能を発揮できる人材を集めたチーム、それも非常に大きなチームが必要なの!
サリア:
ふむ…しかし、この大地は未だ天災や鉱石病で荒廃しており、そのような目標に到達するためには非常に大きな障害がある。
クリステン:
だから、一緒に天災や鉱石病をなくしましょう!
これは、私の目標と一致するわ。
疫病や鉱石病のメカニズムを探るには、必然的に源石を深く研究することになり、その力がすべての探索のカギになるかもしれないの!
そのために会社を設立して、そこで心ゆくまでやりたい研究に専念することができるのよ!
きっと素晴らしい会社になるはずでしょう!
サリア、私と共同創業者になって!
サリア:
ははは、そうだな!
だが、それでは、より攻撃を受けるだけだと思うのだが……
研究だけでなく、会社全体を防衛する部署を立ち上げるよう。
クリステン:
あなたなら、全ての大地を守ることができるわよ!
この部署を警備課と呼ぶことにします!あなたはその主任!
サリア:
良いな!
クリステン:
というわけで、サリア!
これからも私を守ってください!
サリア:
ああ、もちろんだ!
漫画リンク
https://terra-historicus.hypergryph.com/comic/1421/episode/1507
P.7-11